虫歯治療

例2

奥歯の溝が虫歯になっている場合です。虫歯の部分を削り取って、レジンでうめました。 一回で終了です（麻酔はかけていません）

欠損（穴）が大きすぎる場合は、充填したレジンがすぐに取れたり、周囲の自分の歯が欠けてしまったりして再治療になる可能性が高いです。
欠損が大きい場合は、ほかの治療法をお勧めしています。

インレーの種類

保険と保険適応外のものがあります。

健康保険のインレー

保険外の金合金を使ったインレー

保険の金属に比べ、歯牙への適合性に優れ、隙間ができにくいので虫歯（二次カリエス）になりにくいです。

クラウン

虫歯がある程度の大きさになってきたり、一本の歯のあちらこちらに虫歯がある場合に行います。
神経を取るくらいの大きな虫歯のある場合には必然的に最終処置はクラウンになりますが、神経を取らない場合でもクラウンになる場合はよくあります。

金属のかぶせ物が入って終了です。
トータルで3～5回の治療回数が必要で、最初の1～2回は麻酔をかけます。

クラウンの種類

健康保険の金属

保険外の金合金の冠

健康保険の金属よりも歯牙への適合性に優れています。結果として虫歯（二次カリエス）になりにくく、また天然歯と硬さが近いので相手の歯がむやみにすり減ることがありません。

保険外の白い冠

審美性に優れています。金属を使うメタルボンドと金属を使わないジルコニアがあります。
白い部分が結構な厚みを必要としますので、歯を削る量がやや多くなります。
その結果術後にしみる可能性が高くなります。
神経を取らない大臼歯においてはあまりお勧めしていません。

根管治療

虫歯が大きいと、悪いところを削っている最中に歯の神経に触れてしまいます。

あるいはすでに虫歯が神経に達してしまい、ズキズキと痛む場合。

このような場合神経の除去をする必要があります。
もし、神経を取らずに放置しておくとどうなるか？

• 神経自体がズキズキと痛みます。
• それを放置しておくと、だんだんと神経が死んでしまい、結果として痛み自体は治まります。
• 神経が死んだまま放置しておくと細菌が入り込み、腐ってドロドロのヘドロ状態になります。
• ヘドロの毒素が顎の骨に達すると、激烈な痛み、腫れを生じ、更には命に関わる状態になる場合があります。

根管治療の流れはこちら

抜歯の基準

基本的に悪いところは、削りとる以外に方法がありません。削り取った結果、残りが少なすぎれば元の形に修復することもできません。仮にできたとしても強度が不足して、短期間のうちに脱落することが予想されます。

これほど人工物の部分が大きい治し方は物理的に不可能です。

抜歯をしないで放置しておくと、、、

歯ぐきに食い込んで残っている歯はだんだん腐っていきます。
腐るということは細菌が取りついて繁殖し、毒素を常に出しているということです。

抜歯をせずに不潔な歯根を残しておくと、細菌が血管を通じて心臓に達したり、肺に入ってしまったりします。心内膜炎や肺炎など重篤な障害を引き起こすこともあります。